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宝石の煌き (Splendor) 戦略その2

前回は、まず、戦略を語る大前提として、カードデータをまとめてみました。

(発展カードの右上に書いてある宝石の色を「獲得色」、左下に並んでいる丸数字を「コスト」と呼ぶことにします。)



★ざっと眺めてわかること
・レベル1が40枚、レベル2が30枚、レベル3が20枚。
・レベル別に獲得色のバランスは均等(8枚ずつ、6枚ずつ、4枚ずつ)
・コストのパターンも色は違えど枚数の組み合わせパターンは同じ。整理すると↓のようになります。

コストパターン

この18パターンが各獲得色で5回繰り返されて90枚、という構成になっています。



獲得色については、カードを手に入れることにより次からそのコストが「1枚」分不要になるため、これら全てのカードは、拡大再生産のための「エンジン」機能としては基本的に同価値なはずです。

ですが、その対価となるコストにはずいぶん差があります。
例えば、#1の②①に対して#6の②①①①では、単純に2宝石トークン余分に払うことになります。

序盤で2宝石トークン余計に払うということは、次のターンでの機会損失も考えると1ターンまるまる失っているくらいの手番損なのではないでしょうか。

そういう意味では#8の③①①も、#14の⑤③も、序盤では明らかに損なカードですね。

そして、もう一つ明らかな傾向があります。
同色枚数のコストがVPとして高評価されているということです。

#7の②②①が0VPであるのに対し、#9の⑤は2VPです。
#11の③②②が1VPであるのに対し、#15の⑦は4VPです。

これは、単純に同色トークンを多く集めるのが困難であることを勘案しても、極端な評価の差に思えますが、この評価の差は以下の様な考え方で生まれているのでは、と私は想像しています。



ゲームが進行しプレーヤーがどんどんカードを入手してゆくことで、コストとしてのトークン1枚あたり価値は徐々に下がっていきます。
プレーヤーが各色ある程度平均的にコストをカットできるようになっていくという仮定のもとに各カードの実質コストを計算したときに、同色多数部分が評価値として算定されるような数理モデルでVPがデザインされているのではないかと。
実際、L2のコストから各色2、L3のコストから各色2.5くらい引いて見ると、あーなるほどっていうVPになります。



つまり、このVPコスト構造は「満遍なくカードを取っていくプレーヤーは⑥や⑦取るの大変だよね。だから高VPあげよう」というストーリーに基づいていることが想像され、であるならば、あえて⑥や⑦を取るために獲得色を偏らせるプレイにより、ゲームシステムが前提としているモデルよりも効率的なVP獲得を実現できるだろう、という戦略が成立しそうな予感がします。

以下、このような「同獲得色カードを集め、⑥、⑦などの高VPカードを集めに行く」戦略
「垂直戦略」(Vertical Strategy)と呼ぶことにします。

対して、「基本的に満遍なくカードを集め、③③③などの貴族パネルを複数枚獲得することを狙う」戦略
「水平戦略」(Horizontal Strategy)と呼びましょうか。

貴族パネルは、カード枚数を揃えるだけで無手番で入手できるVPであり、うまく取ることができればL3カード無しで15点に達することも可能ですから、戦略としては十分にアリな気がしますね。

その3につづく
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tags:宝石の煌き, Splendor, S'S, 戦略, Strategy,
  1. 2015/05/22(金) 00:24:29|
  2. 宝石の煌き
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